骨粗鬆症と歯周病の相互関係

骨粗鬆症と歯周病は相互関係にあります。骨粗鬆症とは、骨の密度が減ってすかすかになり、骨折しやすくなる病気です。女性に多く、閉経後の女性ホルモンの低下が主な原因です。骨粗鬆症の人が、歯周病になると、歯槽骨(歯を支える骨)が急速にやせてしまいます。また、歯周病で歯を失うと噛む力が衰えて食事によって得られるカルシウムも不足し、さらに骨を弱めてしまうという悪循環を引き起こします。 骨粗鬆症にならないために、軽い運動やカルシウムとカルシウム吸収ビタミンDをしっかり摂取しましょう。

最近では、噛むことが、脳にいく循環血量を増やすということが知られてきました。たとえば、眠気覚ましには、コーヒーや紅茶によるカフェインの摂取と、チューインガムを噛むこととを比較した場合、ガムのほうが効果的でした。噛むことによって、脳へ多くの血液が流れることになるというのならば、当然、ボケ防止にも効果があります。よく噛めるお年寄りは、脳が活性化されますから、ボケることも少ないでしょう。噛むということが、とても重要になっていることがわかると思います。

歯周病の原因のひとつに歯石があります。それが歯についたままにしておくと、そこから出てくる毒で歯肉や歯を支えている骨が炎症を起こします。炎症が起こると、歯肉がやせてきたり、歯を支えている骨が溶けてきてしまいます。そうすると歯肉が腫れたり、膿がたまったり、歯がグラグラしてきたり、痛みが生じます。抜かないと痛くてしかたない状態になるか、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯石がついたまま放置しておくと、そのように歯周病が進行してしまうので、歯石は除去しなければなりません。